プラセンタ注射について(平日午後のみ)

プラセンタ注射とは

プラセンタ注射とは

プラセンタは、胎盤より抽出したエキスです。

ヒアルロン酸・コラーゲン・各種アミノ酸・胎児の成長因子などを含みます。

元々は慢性肝疾患の肝機能改善のために認可されたものですが、そのほかにも下記のようにさまざまな効果があると言われています。

プラセンタ注射の効果

  • ・血行改善効果
  • ・血行障害による肩こり、冷え症、関節痛など
  • ・抗アレルギー効果
  • ・アトピー、痤瘡(ニキビ)など
  • ・抗酸化作用、抗炎症効果
  • ・美肌効果や抗加齢効果、炎症の改善など
  • ・自律神経調整効果
  • ・免疫増進効果
  • ・疲労回復効果

ただし、プラセンタの中のどの成分がどのような機序でこの効果をもたらすのかは、分かっていないことの方が多いです。

プラセンタ注射の種類

プラセンタ注射の種類

プラセンタ注射には、認可されているもので「ラエンネック®︎」と「メルスモン®︎」という2種類があります。

どちらも「1日1回1アンプル(2ml)を毎日または隔日で皮下または筋肉内に注射する」のが本来の使用法となります。
※アンプル:薬剤の入っている小瓶のことです。

ですが、毎日の通院は困難ですので多くの医院では「1回1〜2アンプルを最初の数ヶ月は週に2回、それ以降は週1回注射する」方法が主流となっており、当院でもそのようにおすすめしております。

おおむね、最初の数回〜1ヶ月程度で効果を実感される方が多い様ですが、個人差は大きいと言われております。

また効果を実感できた場合は中断によって症状が元に戻ってしまうこともあり、継続的に行うことが望ましいと言われています。

発売後40年になりますが、長期使用による弊害は今のところ確認されておりません。

プラセンタ注射の副作用

主な副作用としては、注射部位の痛み、過敏症などとなっておりますが重大な副作用の報告はありません。

なおそのほかに献血ができなくなるなど、生物由来製剤の使用に関わる諸注意がございますので、初回にご説明の上、ご理解いただいた方にのみ注射させて頂きます。

当院でプラセンタ注射をご希望の方へ

当院では、平日午後のみプラセンタ注射を行なっています。

なお、初めての方(初診)でも予約なしで承ります。

メルスモン(プラセンタ)の保険適応について

これまで当院ではプラセンタ注射は全て自費診療としてきましたが、メルスモンについて、保険適応のある「更年期障害」と診断された方には保険診療として治療・注射を開始いたしました。

これまで自費で注射されていた方も、下記基準を満たせば「更年期障害」の診断の上、保険適応とさせて頂きます。

更年期障害の診断適応

  1. 45歳〜59歳の女性
  2. 「簡略更年期指数事故チェック表」で51点以上
     ※タッチすると表示されます。
  3. 他の疾患を除外できる

①の方のうち、②を満たす方はご相談下さい。(②のリンク先「簡易更年期指数自己チェック表」で自己採点の上、プリントアウトしてお持ちいただくとスムースです。)

注意1:更年期障害の症状と似た病気

実は更年期障害に明確な診断基準はありません。

上記③の中で特に多いのが、症状が類似する「甲状腺疾患」と「うつ病」と言われております。

疑わしい方には甲状腺関連の採血や精神・神経科への受診をお勧めすることがあります。

注意2:更年期障害に対するプラセンタの効果

更年期障害に対して一番エビデンスレベルが高い(効果があるという証拠が強い)治療は、「ホルモン補充療法(HRT)」と言われております。

プラセンタには「ホルモン補充療法(HRT)」に代わるほどの強力な効果はありません。

「ホルモン補充療法(HRT)」は副作用も多く、当院では行なっておりません。

専門の婦人科で行うことをお勧めします。ご希望の方はお近くの婦人科医院へご相談下さい。

プラセンタ注射の料金

自由診療の場合

    • 初診時 ¥1000+注射代
      医師による問診、カルテ作成、副作用及び諸注意と同意書を頂きます
    • 注射代
      ラエンネック、メルスモン共1アンプル¥1000、2アンプル¥2000
    • 2回目以降
      上記注射代のみとなります。お待たせせずご案内いたします。

※プラセンタ注射は「全額自己負担」となります。
※上記料金は全て税込です。

保険診療の場合

    • 初診時 ¥990-
      医師による問診、カルテ作成、副作用及び諸注意と同意書を頂きます。
      診察・注射代込み(メルスモンのみ)
    • 2回目以降 ¥500-

※3割負担の場合
※上記料金は全て税込です。

保険診療の場合、週に1回から最大月15回までとなっております。

なお、1回の投与量は1バイアルです。