レントゲン検査について

レントゲン検査とは

レントゲン検査とは、X線という電磁波を体に当てて、その透過度や反射度によって体内の状態を映し出す検査です。

肺がんや結核などの呼吸器系疾患の診断に役立ちます。

撮影自体は30秒程度、撮影後診察の順番が回ってき次第、当日結果のご説明となります。

レントゲン検査の種類

レントゲン検査には、主に以下の2種類があります。

  • 単純撮影:X線を一方向から当てて、その影をフィルムやデジタル画像に記録する方法です。広範囲を一度に撮影できますが、立体的な情報は得られません。
  • 造影剤撮影(バリウム検査):X線によく反射する造影剤という液体を飲んだり注射したりして、その流れを追って撮影する方法です。胃や腸などの内部の形や動きを詳しく見ることができますが、造影剤による副作用やアレルギー反応が起こる可能性があります。

当院では現在、単純撮影のみ行なっております。

診断に応じてCT検査などの精密検査が必要であると判断した場合は、他院への紹介を行いますのでご安心ください。

レントゲン検査による被曝量はどれくらい?

当院で行っている胸部レントゲンの立位正面撮影では約0.1m SV未満です。これはヨーロッパに飛行機で片道行く時と同じくらいの量となります。ちなみに通常の生活で年間約2.4mSVの被曝をすると言われているので、生きているだけでレントゲンの200倍以上の被曝をしていることとなります。

なおここまで少ない線量ではありますが、一応妊娠の可能性のある方は胎児への影響(理論上ないと言っても差し支えない範囲ですが)を考慮してどうしても必要な場合を除いて避けた方が良いこととなっております。

レントゲン検査の費用

260円程度(3割負担)となっております。

ただし、上記以外にも診察料などが変わりますので、詳しく知りたい方は直接医師に確認してください。