感染症情報:横浜市金沢区でも手足口病、引き続き流行中!学童期も注意
こんにちは!
季節が進み、少しずつ寒さが増してきましたね。
この時期は気温の変化で体調を崩しやすく、特に小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、感染症に十分な注意が必要です。
2024年11月現在の横浜市の手足口病流行状況
横浜市衛生研究所の最新報告によると、手足口病の流行が依然として続いており、感染者数が高い水準で推移しています。
現在、定点あたりの患者数は「9.13人」となっており、警報基準値を大幅に上回っています。
金沢区においても定点当たりの患者数は「8.80人」と感染者数が多いことを示しています。
手足口病は特に0~5歳のお子さんに多く見られる感染症ですが、感染者の年齢層は学童期にも広がりを見せています。
手足口病は、特に保育園や幼稚園などの集団生活の場で広がりやすい傾向があります。
また、手足口病は大人も感染することがあり、家庭内での感染予防が大切です。
手足口病の特徴と症状
手足口病は、3~5日間の潜伏期を経て、手や足、口の中、時にはおしりなどに2~3mmほどの小さな水疱ができるのが特徴です。
多くの場合、熱は38℃以下と軽度ですが、1週間程度で自然に回復します。
しかし、ごくまれに髄膜炎や脳炎などの重い合併症が発症するケースもあります。
元気がない、頭痛や嘔吐、38℃以上の発熱が続く場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
手足口病の感染経路は、主に接触感染や飛沫感染です。
ウイルスは患者の便にもしばらく残り続けるため、日々の手洗いを徹底することが予防のカギとなります。
感染予防のための対策
手足口病の流行を防ぐため、家庭内でできる感染予防対策をぜひ取り入れてください。
- こまめな手洗い:特にトイレの後やおむつ交換後、食事前には石鹸を使った丁寧な手洗いが推奨されます。
- 共有物の清潔保持:タオルやおもちゃなど、お子さんが触れるものは定期的に洗浄・消毒を行いましょう。
- 集団生活の注意:保育園や学校などでは、感染が疑われる場合はできるだけ早めに登園や登校を控えるようにしましょう。
手足口病のウイルスはアルコール消毒が効きにくい性質があるため、流水と石鹸での手洗いが特に有効です。
また、手洗いを習慣化することで、手足口病以外の感染症の予防にもつながります。
当院での対応
当院では、手足口病を含む風邪症状や内科系疾患に加え、腹痛などの消化器系疾患も診察しています。
体調管理に気をつけ、健やかにお過ごしください!
金沢文庫駅 吉村内科医院